ACLS-EPプロバイダーコース
ACLS for Experienced Providers
ACLS EPマニュアル・リソーステキストとACLS EPコースは,下記のガイドラインの科学的内容を反映するために改訂されました。
日本における職務範疇としては、主に医師・歯科医師を想定していますが、二次救命処置に関わるすべての医療スタッフが知っておくべき内容となっています。
「AHA心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン2010」 「ST型心筋梗塞の管理に関するアメリカ心臓病学会財団(ACCF)/AHAガイドライン 2013」 「不安定狭心症/非ST上昇型心筋梗塞患者の管理に関するアメリカ心臓病学会財団(ACCF)/ AHAガイドライン重点改訂版2012」
インストラクターがクラスルームで指導するACLS EPコースの目標は,ACLSガイドラインの主要部分をさらに詳しく説明し,批判的思考法と意思決定戦略を奨励することにより,心血管系・呼吸器系・代謝性・中毒などの複雑な緊急事態の予後を改善することです。インストラクションと症例シナリオへの積極的な参加を通して,鑑別診断や心肺停止前・心肺停止中・自己心拍再開後の患者への治療のスキルを高めます。
ACLS-EPプロバイダーコースの特徴
- 患者評価および管理への拡大型の体系的アプローチ(ACLS EPサーベイ)の適用
- 心血管エマージェンシー
- 脳血管エマージェンシー
- 代謝および呼吸のエマージェンシー
- 心拍再開後の治療
- 臨床薬理および中毒学のエマージェンシー
- 質の高いCPR
- 蘇生チームでの効果的なコミュニケーション能力およびチーム全体のパフォーマンスにチームダイナミクスが及ぼす影響の認識
ACLS-EPプロバイダーコースの受講対象者
BLSとACLSのスキルならびに心電図の読影や解釈に熟達し,ACLSの薬理を理解し,日頃から緊急時の評価や心肺停止前・心肺停止中・自己心拍再開後の患者の治療を指揮したり参加したりする熟練した医療従事者。すなわち,医師,パラメディカル,救急医療やクリティカルケアユニットに携わる看護師などで,さらに,蘇生分野に深く関与する科学者や教育者,研究者もACLS EPコースの受講が認められる。
コース詳細
コース内容 | インストラクションと症例シナリオへの積極的な参加を通して,鑑別診断や心肺停止前・心肺停止中・自己心拍再開後の患者への治療のスキルを高めます。 |
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標準コース時間 | 約9~9.5時間(昼食,休憩時間含む) |
受講対象 | 申込み時にACLSプロバイダーカードまたはACLSインストラクターカードを提示できること。医師,看護師,救急救命士,その他コメディカル |
使用テキスト | ACLS EPマニュアル・リソーステキスト シナジー、17,280円 各自書店等でお求め下さい |
修了カード | ACLS EP completion Card(英語表記) |
筆記試験 | 4者択一式(50問)※ACLS-Pと同じ問題です |
筆記試験合格基準 | 84%以上の正解(50問中42問以上の正解で合格) |
実技評価 | AEDを用いた一人法CPR、ACLSメガコードテスト |
受講料 | 各実施団体・インストラクターにお尋ね下さい |
カード有効期限 | 2年 |