ACLSプロバイダー

ACLSプロバイダーコース
Advanced Cardiovascular Life Support Provider

AHA-ACLSプロバイダーコースは、成人の「救命の連鎖」の最後の2つ、二次救命処置(Advanced Cardiovascular Life Support)から自己心拍再開後のケアの導入までをカバーした高度な救命処置を学ぶトレーニングです。

日本における職務範疇としては、蘇生チームのリーダーと成る医師・歯科医師を想定していますが、二次救命処置に関わるすべての医療スタッフが知っておくべき内容となっています。

DVD教材を使ったレクチャー、ディスカッション、シミュレーショントレーニングからなる2日間のコースでは、すべての蘇生の基本となるAED操作を含めたBLSの再確認、手動式除細動器の使い方、気道管理、VF/Pulseless VT、PEA/Asystole、安定な頻拍、不安定な頻拍、徐脈、脳卒中、急性冠症候群など、心停止と心停止に至る直前状態の評価と対応をAHAガイドライン2015のアルゴリズムに沿って学びます。

AHAガイドライン2020に基づいたACLSプロバイダーコースでは、質の高いCPR(BLS)の重要さと、一丸となって蘇生という目標に向かって活動するためのチームダイナミクスが強調されており、医師・歯科医師以外の医療スタッフにとっても有用なコースです。

ACLSプロバイダーコースの受講要件

ACLSプロバイダーコース受講者は、Onlineで提供されるプレテスト(必須自己評価)で70%以上の正答が求められています。

コース中では、

1.BLS技能と知識
2.心電図
3.蘇生に使用する薬剤

に関しては既習のものとして進行します。十分な事前学習と理解が必要です。

詳細はG2020準拠テキストをご購入いただき2~3ページをご確認ください。またiiページに記されているURLとコードで、受講者学習サイトにログインすると、e-Learning形式の必須自己評価とスキル動画にアクセスできます。

その上で、コース参加に際しては、下記の2点を提出していただく必要があります。

1.受講前準備チェックリスト(要署名)
2.必須自己評価スコアシート

AEDを用いた成人BLSを実施するスキルは求められていますが、必ずしも有効期限内BLSプロバイダーカードの提出は求められていません。詳細は主催インストラクターにご確認ください。

 

コース詳細

コース内容 成人の二次救命処置(Advanced Life Support:ALS)
標準コース時間 2日間(1日で提供する場合もあります)
受講対象 二次救命処置に従事する医療従事者
(医師・看護師・救急救命士以外で受講を希望される方はあらかじめお知らせ下さい)
使用テキスト ACLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2020 準拠、シナジー,7,700円
各自書店等でお求め下さい
修了カード ACLS Provider(英語表記)
筆記試験 四者択一式 50問(テキスト持ち込み可)
筆記試験合格基準 84%以上の正解(42問以上の正解で合格)
実技評価 AEDを用いた成人BLS、呼吸停止の管理、ACLSメガコード
受講料 各実施団体・インストラクターにお尋ね下さい
カード有効期限 2年